品川シーサイドビュータワー・ビューガーデン
品川シーサイドビュータワーは、臨海線品川シーサイド駅と一体的に開発された複合都市(品川シーサイドフォレスト)の
居住空間として整備されました。品川シーサイドフォレストは、『杜のみどりの中の街』をコンセプトとして、都市空間に
積極的に『みどり』を取り入れた街づくりを背景のもと計画は進められました。

その中で、品川シーサイドビュータワーは、駐車場の上の人工地盤や壁面などに積極的な緑化を行い、草花に囲まれた庭
(ビューガーデン)を創出しています。人工地盤上のビューガーデンでは、四季を通じ多くの草花が楽しめるだけでなく、
バードバス(鳥の水飲み場)や実のなる樹木などを導入し、身近な小動物とふれあうことのできるやすらぎと憩いの空間
としています。
  
ここでは、人工地盤を緑化した造園空間(ビューガーデン)の事例を3つのエリア(さえずりの杜、杜にいだかれた花園、
街の花園)に分けて紹介します。 
所在地 :東京都品川区東品川四丁目 
発注者 :独立行政法人 都市再生機構  東京都心支社 (旧 都市基盤整備公団 東京支社) 
設計 :独立行政法人都市再生機構東京都心支社 (旧都市基盤整備公団東京支社)  株式会社森緑地設計事務所 
敷地面積 :約12,000m2 
交通 :りんかい線「品川シーサイド」駅徒歩2分 
さえずりの杜
居住者、来訪者の満足する魅力的な花や緑の空間として、
四季を感じさせる花木や野草に囲まれた、明るく開放的な
芝生広場を設け、小鳥のさえずりが聞こえるようないこい
の広場としています。


 広場に接する植栽地では、誘鳥木や雨水を利用したバード
バスによる水場をつくり、訪れる身近な生き物とのふれあい
の場の形成を目指します。
 植栽地の中央に高木を配置
し、園路沿いやバルコニー側
に中低木を配置しています。
樹下は、雑木林の林床植生を
形成する低木や草本類をまと
まりとして配置しています。
杜にいだかれた花園
人工地盤であることを感じさせないこんもりとした緑につつまれた花園を創出し、心安らぐ快適な空間としています。

 広場の外周の植栽は、風の通り道に防風効果の高い常緑樹
を植栽し、住棟前は見通しを確保するため落葉樹を中心に植
栽しています。また、通路周辺は華やかな草花により、訪れ
る人を楽しませています。 


華やかさを演出するカラーリーフツリーやバラのアーチ、
また、芝生を切り取った部分に草花を植栽し、芝生の緑と
のコントラストを強調しています。

街の花園


 なだらかな斜面に、野のツツジを主役にした花木と四季
の宿根草により、花のボリューム感と連続性が展開する植
栽景観を演出します。そして、何よりも居住者、来訪者が
生活空間の中で四季の移ろいを感じ、都市生活に潤いを与
える華やかさを演出した空間を目指しています。
 人工地盤と地上部をつなぐ斜面を階段状のテラスとし、
流れ落ちるカスケードとダイナミックな植栽によるエント
ランスガーデンを創出しています。
 テラス状の階段上部には草花に囲まれた水盤があり、訪
れる人の目を引き寄せます。そしてその先には、広々とし
た芝生と緑の空間が広がります。
 この斜面地は、雨水貯留槽の上を段上に盛土を行い、階
段とスロープを設置し、バリアフリー化を行っています。

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