『フローランテ宮崎』は、宮崎市が
「第16回全国都市緑化みやざきフェア」
の主会場として整備し、フェア終了後に
再整備して一般公開したものである。
宮崎広域都市計画公園(阿波岐原森林公
園)の公園区域で、対象地は市営住宅団
地の跡地である。
性格
都市緑化推進事業の推進拠点としての役
割を担うと同時に、ガーデニングブーム
に対応した見本園となるように意図して
いる。
設計方針
平坦で既存樹木も存在しない現況地形に
美しい風景を演出することを主眼とした。
広い芝生広場の起伏と植栽による眺望、
和風でも洋風でもない「宮崎らしさ」の
デザイン、ガーデニングの参考となる多
様な造園、一日を家族づれでゆっくりと
過ごせるような施設配置など、きめ細か
な造園修景を心がけた。
施設意匠
波のような曲線を取り入れ、宮崎の豊か
な自然のイメージと連続するやさしい空
間となるようにした。
夢花館は、オーシャンドームのデザイン
を発展させ、一体の風景となるように、
また、圧迫感の少ないシルエットとなる
ように意図した。
空間演出
夢花館から月のガゼボの芯を貫くビスタ
による風景の集約と、非シンメトリー表
現による植栽空間によって、柔らかで力
強い印象を与え、わかりやすく飽きのこ
ない空間を表現した。
修景池とピクニックガーデン
ビスタを形成する軸の左右に、アコウの
大木とカゴノキ、霧島連峰を意識したコ
ウヤマキを植栽した。
ロックガーデン
岩山とコニファーを組み合わせた伝統的
な面と、人工地盤などの渇水環境下での
造園をテーマに、万年草類による特殊緑
化技術を提案している。
月のガゼボ
デザインは、夢花館と対になっている。
周囲には月光を感じさせる黄色い植物を
配した。
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池側から夢花館をのぞむ
ビスタの軸線上に展開する夢花館および
芝のアンジュレーションと植栽。
右手にホテルオーシャン45が見える。
中央芝生広場を沈床させ、
大地のうねりを与えることによって、
空間の一体感と遠近感を出し、
対岸に視線を泳がせるランドスケープ
を表現した。
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