都立広尾病院屋上緑化 | |
●目的 ヒートアイランド現象の緩和、エネルギー消費の低減、癒しの場の提供 屋上緑化のモデルとして今後の屋上緑化の普及・啓発に資する 所在地:東京都港区 面積: 整備期間: ●荷重条件 緑化資材による積載荷重約120kg/u ※植栽地(土壌、排水層、植物)は、梁や柱が多く配置されている屋上外 周部とし、梁や柱が少なく1ヶ所当りのスラブ面積が広い屋上中心部は固 定荷重が少ない広場とした。重量のかかる高木、プランター及び散水タン クなどは、梁や柱の上部もしくは、梁や柱の周辺に配置。 ●防水層及び防水層の保護 既存の屋上スラブ表面にアスファルト防水シートを張ったシート防水。 防根シートを防水シート上部に敷設し、防水層を保護。 散水タンクなど大きな施設が直接防根シートに触れる場所には、緩衝材と して厚さ6oのアスファルト保護成型板を敷設。 ウッドパネルを使用した舗装材の下は施工による破損の恐れがあるため、 防根シートの重ねあわせ場所に生じる段差解消を含め、不織布を敷設。 ●植栽基盤 人工軽量土壌。性能調査も兼ね、有機質混合人工軽量土壌(3種)と、有 機質系人工軽量土壌(1種)を使用。土壌の厚さは10cm〜30cm。 ※人工軽量土壌には大きく分けて、「無機質系人工軽量土壌」、「有機質 混合人工軽量土壌」、「有機質系人工軽量土壌」がある。無機質系人工軽 量土壌はパーライトや焼成鉱物などの加工品が多く、透水性、通気性が高 いのが特徴である。有機質系人工土壌は、針葉樹の樹皮繊維などを主成分 としたもので透水性、通気性、保肥性が高い。また、有機質混合人工軽量 土壌は、無機質資材に有機質資材を混合し性能を改良した人工軽量土壌で、 それぞれの良い点を組合わせ、特徴や種類も多い。 ●マルチング 植栽土壌の表面には人工軽量土壌の乾燥防止、雑草の繁殖防止、飛散防止、 美観上の目的でマルチング材を敷設する。マルチング材は有機質系の樹皮 繊維による。 ●排水層 排水層は排水型と貯溜型に分けられる。本設計では、植栽地外周に設置し てある植栽土壌の縁止め材に抜き穴を設けた排水型とした。 パーライトを全面に敷設。 舗装地の排水縦断方向に網状体樹脂製排水板(リサイクル品)を設置。 目詰まりの可能性の高い縁止め材沿いには排水板を設置。 植栽土壌と排水層の間には、土壌が排水層へ入らないように、透水性不織 布を敷設。 植栽地内の排水は、レンガや枕木などの縁止材に目地穴(レンガ縁石では 4本に1ヶ所)を設け、排水溝へ水を流す。 ●樹木支持材 高木にはアンカーサポートによる支柱。 低木は、植栽土壌の下にステンレスのメッシュ金物を設置し、根鉢を固定。 ●散水設備 直接地表面に潅水する点滴パイプ式の散水ホースを使用。 散水ホースは地表面の勾配に配慮したうえで50cm間隔に設置。 ●リサイクル品の使用 舗装材には間伐材を使用したウッドパネル。 縁止め材にはペーパースラッジをリサイクル加工したブロック材および再 利用の枕木。 | ![]() |
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